OCS、USBトークンを利用したリモートアクセスソリューションの新モデル


 沖コンサルティングソリューションズ株式会社(以下、OCS)は10日、リモートアクセスソリューション「Safario」に、新モデル「Safario-WX」を追加すると発表した。同日より提供を開始している。

 「Safario」は、USBトークンを利用したシンクライアントソリューション。PCにUSBトークンを挿してシンクライアント化した上で、ゲートウェイ装置「Safario GW」を通じて社内のPCへリモートアクセスできるようにしている。

 今回提供される「Safario-WX」では、Windowsを起動した状態でPCのUSBポートに挿入してシンクライアントを起動する方式を採用。従来のように、Windowsと切り離された仮想環境を用意するのではなく、Windows上でシンクライアントを直接起動するため、レスポンスが大幅に向上したという。

 さらに今回は、オプション機能としてプリンタ、バーコードリーダ、ソフトフォン端末などの外部装置の制御やVDI(仮想デスクトップ)に対応した。VDIでは、ログイン時に適切なサーバーが自動で割り振られるため、1台のサーバーで障害が発生していたとしても、ユーザーは仮想デスクトップ環境にログオンできるとのこと。

 価格は、ゲートウェイ一式およびクライアント用のUSBトークン10個を含めて80万円(税別)から。OCSでは、今後3年間で1億円の販売を見込んでいる。

関連情報