ネオジャパン、HTML5を全面採用した新グループウェア「desknet's NEO」

desknet'sシリーズの後継製品として12月より提供へ


 株式会社ネオジャパンは10日、グループウェア「desknet's NEO」を12月より提供すると発表した。同社の主力製品であるグループウェア「desknet'sシリーズ」の後継となる製品で、従来のスタンダード版、Middle Edition、Enterprise Editionのラインアップを統合して提供される。

 2002年に発売されたdesknet'sシリーズは、「スケジュール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など、20を超える機能を提供している純国産のグループウェアで、これまでに累計276万以上のユーザーに利用されているという。

 今回提供されるdesknet's NEOでは、従来の特徴はそのままに、HTML5を全面的に採用してユーザーインターフェイスを改善し、無駄な画面遷移を排除して使い勝手の向上を図っているのが特徴。各機能も大幅に強化されており、例えばスケジュール機能では、ビジュアル表現によって見やすさ・分かりやすさが大幅に向上したほか、登録インターフェイスが改良され、参加者の調整や空き設備の検索など、予定の調整にかかる手間が大幅に削減された。また、時差(タイムゾーン)対応も行われている。

 Webメール機能においても、同社がWebメーラー「Denbun」で培ってきたノウハウを反映して、ユーザーインターフェイスが刷新され、クライアントメーラーと同等クラスの使い勝手を実現。ワークフロー機能では、申請内容に応じた申請経路の分岐、ユーザーの役割に応じた「ロール」の概念を追加するなど、社内での実運用に即した機能拡張を実施しているとのこと。

 加えて、社内コミュニケーションを効率的に行えるTwitterライクな社内ソーシャル機能「ネオツイ」、従来の安否確認機能を強化した事業継続ポータルなどの新機能を搭載し、全部で25のアプリケーション(機能)が提供される。

 このほか、HTML5の採用により、タブレット端末でもPC版と同じインターフェイスでの利用を実現しているのもdesknet's NEOの特徴で、各画面がタッチ操作を意識して設計されているので、タブレット端末でも快適に利用可能とした。一方スマートフォン向けには、HTML5を用いた独自のインターフェイスが提供される予定だ。

 なお12月のリリース時点では、Windows/SQL Serverをプラットフォームとして利用する、従来のMiddle Editionに相当した中堅・大規模環境向けモデルが提供される計画となっており、価格は100ユーザーで50万円(税別)から。また、オープンソースソフトを用いて低価格化した中小規模環境向けモデルを2013年2月に提供するほか、クラウドサービスについても順次提供する予定である。


HTML5を採用した新インターフェイススマートフォン向けのインターフェイス
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