NTTデータ、スマートデバイス活用ソリューション「BizSMA」をリニューアル~総合サービスとして提供へ


 株式会社NTTデータは3日、NTTデータグループが提供するスマートデバイス活用システム向け構築サービスを大幅に強化し、「BizSMA」ブランドの新たなサービスメニューとして同日より提供すると発表した。

 「BizSMA」は、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスを安心・安全に活用するためのセキュリティサービスとして、2011年6月より提供されてきた。しかしスマートデバイスを活用した情報システムを構築するにあたっては、セキュリティ面だけでなく、システム上で動作させる業務アプリケーションと、スマートデバイス向けアプリケーションの開発環境についても考慮が必要なことから、BizSMAをリニューアルさせ、業務アプリケーションや開発支援を含めた、スマートデバイスシステム向けのトータルサービスへ位置付けた。

 今回開始されるサービスは、スマートデバイスを活用したシステムにおいて必要な、1)セキュリティ、2)業務アプリケーション、3)開発支援の3つの分野から、各種業務用途に応じたソリューションを組み合わせて提供できるのが特長。システムの企画、構築、運用の各フェーズにおいてユーザー企業をトータルに支援するという。

 また、スマートデバイス活用のニーズが高い主要な業務用途については、NTTデータのノウハウに基づき構成した最適なソリューションの組み合わせ「ソリューションセット」を用意するとのこと。

 その第1弾として、まず「金融業界営業支援向けソリューションセット」を用意したが、今後はECサイト向け、社内接続向けなどの業務別ソリューションセットを順次提供する。また導入検討企業に対し、導入後のイメージをシステム構築前に確認できるPoC(Proof of Concept:概念実証)環境をあわせて提供するとした。

 なおNTTデータグループでは、BizSMAおよびBizSMAを適用したシステム全体で、今後3年間に120億円の売り上げを目指すとしている。

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