ソフトバンクテレコム、スマートデバイス管理サービスのグローバル対応版


 ソフトバンクテレコム株式会社は1日、企業のスマートフォンやタブレット端末のリモート管理サービス「ソフトバンクテレコム ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント」(以下、デバイスマネジメント)の管理対象端末を拡大すると発表した。また、PCを対象にした「ソフトバンクテレコム ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント(PC管理サービス)」(以下、PC管理サービス)も新たに提供を開始する。

 「デバイスマネジメント」は、複数台のiPhone/iPad、Androidスマートフォン/タブレット端末といったスマートデバイスを、リモートから一元管理できるサービス。端末の設定情報の収集、端末の制御やセキュリティの一括設定を遠隔から行える。

 従来は、サービスの対象範囲が国内の携帯電話事業者が提供するスマートデバイスに限られていたが、海外で提供されているスマートデバイスにも今回より範囲を拡大。これによって、ワールドワイドで日本と同一のセキュリティポリシーを適用し、国内から遠隔管理を行えるようになる。また管理用の画面が、日本語に加えて英語、中国語、韓国語の計4カ国語に対応し、海外での現地の管理者にも利用しやすくなったとのこと。

 さらに、海外でのスマートデバイスの調達、導入時の基本設定の代行などをワンストップで支援する体勢を整え、グローバルに事業を展開する企業の、国内外でのIT管理の負荷を軽減するとした。

 「デバイスマネジメント」の価格は、基本料金がIDあたり315円/月、紛失時のリカバリサービスがIDあたり210円/月。グローバル対応については、中国、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、インド、米国、ブラジル、メキシコ、英国、ベルギーが対象となる。

 一方、「PC管理サービス」は、ノートPCの管理をスマートデバイスと同じ管理画面上で行えるようにするサービス。PC管理サービスを手がけるクオリティソフト、セキュリティ関連事業で実績のあるトレンドマイクロ、遠隔消去セキュリティのワンビと提携し、PCの管理機能やウイルス対策機能、ファイルの遠隔消去機能をオールインワンで提供する。

 価格はIDあたり420円/月で、Windows、Mac OSに対応している。

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(石井 一志)
2012/10/1 17:33