システム・テクノロジー・アイ、ユーザーが増えても安定した品質を提供できるクラウド型eラーニングサービス

Linux専用サーバー「IBM PowerLinux」によって実現


 株式会社システム・テクノロジー・アイは24日、クラウド型eラーニングサービス「iStudy Dynamic Cloud EE」を11月25日より提供すると発表した。eラーニングの受講が集中するピーク時にも柔軟に対応できるため、ユーザーは安定した品質でeラーニングを利用可能という。なお、利用ユーザー数は100~1000名を対象としており、価格は1ユーザーあたり3800円から。

 iStudy Dynamic Cloud EEは、従来のクラウド型ラーニングプラットフォーム「iStudy Cloud」のサービスレベルをさらに向上したもの。同時接続数が3倍まで増加しても安定したサービスを受けられることが特徴で、PowerPointなどで作った企業独自の資料や、システム・テクノロジー・アイが用意する豊富な教材を活用し、インターネット経由でのeラーニングをストレスなく行えるという。

 価格は、同時ユーザー数が100名(閑散時)~300名(ピーク時)の場合、1ユーザーあたり3800円~1万円。また、500ユーザー以上での利用に向けた上位版「iStudy Dynamic Cloud EE Plus」も提供される。こちらは、同時ユーザー数が100名(閑散時)~300名(ピーク時)の場合、1ユーザーあたり4400円~6800円。

 なお、サービスのシステム基盤としては、日本IBMのLinux専用サーバー「IBM PowerLinux」と仮想化機能「PowerVM for PowerLinux」を採用している。これにより、サーバーリソースは従来の1/3に抑えながら、同時接続数が3倍、パフォーマンスが10倍に向上したとのこと。

 具体的には、「IBM PowerLinux 7R2」2台をPowerVM for PowerLinuxによって仮想化し、eラーニングの受講人数の増加などで急激に処理量が増えても、サーバー全体で共有しているハードウェアリソースを必要な処理区画に自動的かつ瞬時に割り当て、適切な処理を行えるようにしている。

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(石井 一志)
2012/9/24 17:28