ジェイズとJS3、Juniper Networks MAGシリーズとプライベート認証局の連携ソリューションを提供

電子証明書を利用してSAML対応SaaSに接続できるデバイスを特定可能に


 ジェイズ・コミュニケーション株式会社(以下、ジェイズ)と株式会社JCCH・セキュリティ・ソリューション・システムズ(以下、JS3)は28日、ジェイズが取り扱うジュニパーネットワークス製のSSL-VPN/NACアプライアンス「Juniper Networks MAG シリーズ」と、JS3が開発・販売しているプライベート認証局「プライベートCA Gle'as(グレアス)」の連携動作検証が完了したと発表した。

 また両社ではこの連携検証の完了に伴い、電子証明書を利用してGoogle AppsなどのSAML対応SaaSに接続できるデバイスを特定するソリューションを、同日より販売開始した。

 MAGシリーズは、さまざまなリモートアクセス関連機能を備えるSSL-VPN/NACアプライアンスで、SaaSアプリケーションとのシングルサインオン(SSO)を実現するSAML 2.0に対応しているため、Google Apps、SalesforceなどのSAML対応SaaSを、認証情報を再入力せずに利用することもできる。

 一方のGle'asは、MAGシリーズの前身であるJuniper Networks SecureAccessシリーズへの対応により、スマートデバイスやPCからSecureAccessを経由した社内システムへのSSL-VPN通信において、電子証明書を利用した厳格なセキュリティプラットフォームの、安全かつ手軽な構築・運用を支援してきた。

 今回、MAGシリーズに実装されたSAML 2.0機能との連携機能を用いることにより、クライアントツール「Junos Pulse」のオンデマンドVPN機能を利用したGoogle AppsへのSSOが可能になる。また、SSOを含めたオンデマンドVPNの認証において、電子証明書を利用することにより、接続するデバイスの特定による認証強化を実現したとのこと。

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(石井 一志)
2012/8/29 06:00