日本ユニシス、クラウド型の電子購買サービス「eProT Lite」


 日本ユニシス株式会社は27日、SaaS型電子購買サービス「eProT Lite」を販売開始すると発表した。短期間でサプライヤーとのWeb-EDI(電子データ交換)を実現したい場合や、業務標準化、データの見える化を早期に実現したい場合などに最適という。価格は月額30万円(税別)から。

 「eProT Lite」は、購買・調達業務をインターネット経由で行うサービス。従来より販売しているパッケージ型の購買ソリューション「eProT」をSaaS型で提供するもので、「eProT」の機能に制限をかけることなく、全機能を利用できるという。

 具体的には、電子購買に必要な購入依頼・見積・承認・発注・納品受入・検証などの機能に加えて、相見積・見積明細・仮単価発注・分納・分割検収、金額に応じた承認といった機能を利用可能。「eProT」が持つ、価格構成要素ごとに見積内訳を要求する加工部品など、直接材の見積内訳項目に対応しているため、製造業の直接材見積をEDI化したい場合にも対応できるとした。

 またクラウド型であるため、初期導入費用を大幅に削減できるだけでなく、最短3日での導入を実現するとのことだ。

 日本ユニシスでは「eProT Lite」について、今後3年間で30社の受注を目指している。

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(石井 一志)
2012/8/27 14:14