キーポート、インシデント管理の自動化に対応したITサービス管理ツール新版


 ITホールディングスグループの株式会社キーポート・ソリューションズ(キーポート)は21日、ITサービス管理ツール「Bit Cruiser Process Management(BCPM)」の「同 1.5」を同日より提供開始すると発表した。

 「BCPM」は、ITサービスの品質向上とシステム運用管理の効率化を図るためのサービス管理ツール。ITサービスのインシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理、構成管理といった、各業務プロセスの管理機能を提供している。

 新版では新たに、Excelなど外部で管理しているインシデント情報のインポートや、ネットワーク障害のアラートを自動取得できるインシデント管理支援オプション「Bit Cruiser Integrated Monitoring」が利用可能となった。従来、手作業で行っていたことが自動化されるので、発生したインシデントの入力漏れを減らせるほか、アラートの自動取得については、ITホールディングスグループのクラウド・スコープ・テクノロジーズが提供する監視ツール「MoonWalker」とも連携できる。

 またBCPM本体では、インシデントや問題の入力画面に、ユーザーが用意した任意のファイルをポップアップする「ファイルポップアップ」機能を追加。さらに、イメージデータが相互に関連する項目間で、一方の項目で特定のデータを選択すると他方の項目のデータが関連するもののみに絞りこまれて表示される「項目間連携機能」も新たに搭載されている。

 動作環境は、サーバーのOSがWindows Server 2008/Server 2003とUbuntu 10.04、データベースがPostgreSQL 8.4。クライアントPC側ではInternet Explorer 7/8が必要となる。

 価格は「BCPM」が238万円(税別)から、オプションの「Bit Cruiser Integrated Monitoring」が10万円(税別)。


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