ネットワールド、仮想デスクトップ環境向けベンチマークツールの無償試用版を提供開始


 株式会社ネットワールドは20日、仮想デスクトップ環境向けのベンチマークツール「Login VSI」の無償試用版「Login VSI Express」を提供開始した。同社のWebサイトから申し込め、30日間試用できる。

 「Login VSI」は、オランダLogin Consultantsが開発している仮想デスクトップ(VDI)、サーバーベースコンピューティング(SBC)環境向けのベンチマークツール。対象となる環境に負荷をかけてそのレスポンスタイムなどを解析・評価することができる。

 具体的には、オフィスで典型的に使用される10種類以上をアプリケーションを動作させて負荷を測定するほか、独自開発したアプリケーションを用いて負荷をかけることも可能で、動作パターンとして、ライトユーザーからミディアムユーザー、ヘビーユーザー、マルチメディアユーザーまで7種類のテンプレートが容易されているので、ユーザーの実態に近い負荷を発生させられるとした。

 ネットワールドによれば、例えば、ソフトウェア/ハードウェア環境のパフォーマンスをテスト・比較して、その結果に基づき、異なる基盤のどれを選択したらよいかを客観的に判断する材料として使ったり、現在の基盤に負荷をかけて最大キャパシティを把握したりするのに利用できるとのこと。

 なお試用版では、50ユーザーワークロード(負荷をかける対象ユーザー数)まで、ミディアムユーザーのみといった機能制限が加えられている。また、サポートがない点にも注意が必要となる。

 製品版の価格は、利用期間6カ月、500ユーザーワークロードの場合で98万円(税別)から。現在、ネットワールドでは製品提供の準備を行っており、11月ごろから正式に提供開始になる予定だ。


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(石井 一志)
2012/8/21 14:37