日立システムズ、中小企業向けクラウドサービス「Dougubako」の販売パートナー用プランを強化


 株式会社日立システムズは20日、中小企業向けクラウドサービス「Dougubako(ドウグバコ)」の販売パートナー向けプランを強化すると発表した。

 「Dougubako」は、業務アプリケーションなどを日立システムズのデータセンターからSaaS型で提供するクラウドサービス。クラウドサービスであるため、導入時の初期費用を抑えつつ、データバックアップやサーバー運用などの作業も削減できる点がメリットという。

 日立システムズではこの「Dougubako」を、パートナー企業を通じてエンドユーザーへ販売しているが、パートナー企業からはエンドユーザーのコスト削減ニーズに応えるソリューション提供を求められていたため、今回2つの販売パートナー向けプランを追加した。

 1つ目は、固定電話通話料を削減できる「TelecomMate(テレコムメイト)ライトプラン」。電話料金大口割引の適用や、通信料金プランの分析・コンサルティングによって、エンドユーザーの通信コスト削減に貢献可能という。また、請求明細、通話明細、各種レポートを日立システムズのWebサイトからダウンロードすることもできる。

 2つ目は、給与明細を電子化し、PCや携帯電話、スマートフォンに自動配布する「モバイル給与明細配信サービス」。これを利用すると、CSVファイルで作成した給与明細データを登録するだけで、電子化から配信までが自動的に行われるので、給与明細の印刷や仕分け、配送、配布などの作業にかかるコストが不要になるとのこと。

 なお日立システムズでは、両サービスを「Dougubako」と組み合わせて導入することにより、一般的な業務環境と比べて約15~20%のコスト削減を実現できるため、販売パートナー企業はエンドユーザーに対し、より魅力的な提案を行えるとしている。

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(石井 一志)
2012/8/20 15:53