山陰合同銀行、SharePoint/Exchangeなどにより業務文書管理システムを統合~全体最適化を実現


 日本マイクロソフト株式会社は6日、山陰合同銀行が、SharePoint ServerやLync Serverなどのマイクロソフト製品を採用したと発表した。これによって、従来は所管部ごとに個別最適化されてきた通牒や電子規程、ドキュメント管理などの業務文書管理システムを統合。あわせて全文検索機能などを活用し、システム内の膨大なドキュメントから、各人が必要とする情報にスムーズにたどり着ける環境を実現したという。

 山陰合同銀行では、2012年度から2014年度にかけて取り組む中期経営計画の中でICT環境の再整備を進めているが、今回の取り組みもその一環。業務文書管理システムを統合して、ポータルサイトから各種の情報へ一元的にアクセスできる環境を構築するにあたって、SharePoint ServerやExchange Serverなどを採用した。

 システムは2012年6月より利用されており、こうして整備された統合文書管理システムの全文検索機能などを活用することで、必要な情報にたどり着くまでの「クリック数」「検索時間」を約60%削減できるほか、通牒発行のワークフローを自動化し、紙の削減を進められるため、3189Kg/年のCO2削減につながるとの試算が行われている。

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(石井 一志)
2012/8/6 14:34