F5ジャパン、DNSキャッシング/名前解決やDNSSEC関連機能によりBIG-IP GTMのDNSサービス機能を強化

　F5ネットワークスジャパン株式会社（F5ジャパン）は26日、以前より提供してきたBIG-IP Global Traffic Manager（GTM）によるDNSサービスに、DNSのキャッシング/名前解決、DNSSECバリデーション、モニタリング、パフォーマンス強化などの新たな機能を追加したと発表した。

　F5ではこれまでも、BIG-IP GTMを通じてDNSサービスを提供してきたが、今回は、DNSキャッシング/名前解決の機能を追加することにより、遅延の影響を最大80％削減。より高速なWebブラウジングを実現するという。

　また、大容量のDNSリクエストを処理できるスケーラビリティを備えているので、DDoSなどの大量アクセスによる攻撃からシステムを保護することもできる。これによりユーザーは、権威DNSサーバー（Authoritative Server）からのレスポンスに対するリアルタイムなDNSSEC署名と、エンドトゥエンドのセキュリティを実現するDNSSECのクライアント証明の両方を備えた、完全なDNSSECソリューションを利用可能とした。

　なお、これらの機能はBIG-IP version11.2で利用できる。