SAPジャパン、モバイル管理プラットフォーム「Afaria」強化~BYODを促進


 SAPジャパン株式会社は25日、モバイル統合管理プラットフォーム「SAP Afaria」を機能拡張する最新版のサービスパック(SP1)の提供を開始した。

 SAP Afariaは、モバイル端末を管理するMDM(モバイルデバイスマネジメント)と、モバイルアプリを効率的に管理するMAM(モバイルアプリマネジメント)の統合基盤ソリューション。

 最新版のSP1では、私物のiOS/Androdi端末に対して、企業が利用を推奨するモバイルアプリをプロファイル(設定情報)と一緒に配布し、モバイルユーザーが退職する際には、モバイル端末からアクセスした業務データをリモートで削除することが可能となる。例えば、企業は推奨アプリの使用期限日を設定したり、BYODで利用していたiOS端末の有料アプリを会社が購入負担する場合でも、社員が退職する際に削除したりできるため、データ漏えいのリスクとコストを同時に下げられるという。

 また、モバイルユーザー自身がモバイルアプリの登録や管理を行えるセルフデバイス管理ポータルのカスタマイズ機能を強化している。これらの機能により、BYODの促進を支援する。

 さらにSamsungとの協業により、Samsung製の企業向けモバイル端末に対応したセキュリティ管理機能も提供する。

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