JSOLとNTTデータ、サプライチェーンのリスク管理を支援するサービス


 株式会社JSOLと株式会社NTTデータは24日、「サプライチェーンリスクマネジメントサービス」を2012年秋より提供開始すると発表した。

 「サプライチェーンリスクマネジメントサービス」は、世界各国の災害やリスクの情報を地図上に収集・集約した上で、「自社拠点や取引先拠点の位置情報」「拠点間の物流ネットワーク」を地図上にプロットすることで、「どこで何が起こっているか」「それがサプライチェーンに影響を及ぼすか」を視覚的に状況把握できるようにするサービス。また、状況を把握することにより、可能な限り短時間で正確な対策指示を行えるよう支援するという。

 具体的には、国内外のニュースメディアより配信される政治・経済・社会的リスク情報や、専門機関より配信される気象・災害情報、リスク情報交換のための国際的標準「Common Alerting Protocol(CAP)」によりXML形式で提供されるリスク情報などを収集。顧客企業の状況に応じて、フィルタリングして提供する。

 そして、収集・提供されたリスク情報を、顧客企業および取引先の拠点情報などと統合し、地図情報も用いてダッシュボード上にビジュアルに可視化。スマートフォンやタブレットからのアクセスも可能にする。

 また仕組みの提供だけでなく、初動対応・影響分析に必要となるマスタ情報の整備・運用についても支援するとのこと。これによってユーザーは、平時のタイムリーかつ的確なリスク情報の収集・モニタリングと、有事における迅速な初動対応・状況の見える化が可能になるとしている。


リスク対応の迅速化リスク可視化ダッシュボード
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(石井 一志)
2012/7/24 17:33