MSYS、米AppDynamicsのアプリ性能管理ソフトを販売

　丸紅情報システムズ株式会社（以下、MSYS）は13日、米AppDynamicsと販売代理店契約を締結。同社のアプリケーション性能管理ソフト「AppDynamics Pro」の販売を開始した。

　AppDynamics Proは、Javaや.NETで開発したWebアプリケーションなどのレスポンス時間をリアルタイムに管理し、レスポンス遅延などの問題発生時には、その原因を早期に特定。アプリケーションのサービスレベルの維持・向上に貢献する。

アプリケーション構成図およびステータスのサマリー表示画面例

　ネットバンキング、ネットショップ、SNSなどのインターネットを利用したサービスでは、サービス内容はもちろん、ユーザーがいかにストレスなくサービスを利用できているかが重視される。顧客がアクセスした際の応答時間や画面遷移の遅延は、ユーザーを逃してしまう原因となり業績に直結する問題とも言える。

　大きな特長は、利用開始時の設定が簡単なこととのこと。複数のサーバー環境やクラウド環境など、複雑なインフラ環境上に分散するアプリケーション構成状況を検知し、自動でシステム構成図を作成。各アプリケーションサーバーにエージェントをインストールするだけで、管理ソフト「AppDynamics Controller」が自動的に情報を収集してくれるという。

　価格は50万円（税別）/年。MSYSでは販売開始から1年間で3億円の売り上げを目指す。