SAPジャパン、クラウド型ソーシャル分析ソリューション


 SAPジャパン株式会社は10日、クラウドベースのソーシャルデータをリアルタイムに分析する「SAP Social Media Analytics by NetBase」の提供を開始した。

 TwitterやFacebookの声を分析するクラウドベースのソーシャルメディア分析ソリューション。NetBaseの技術をSAPブランドで再販するものとなる。

 「今」のつぶやきをリアルタイムに分析できるほか、クラウド上に蓄積された過去1年間のデータから、自社ブランドや競合他社とのポジショニングの変化を時系列で把握・追跡することも可能。

 NetBaseのNLP(自然言語解析)技術により、単語の検出頻度やポジティブ/ネガティブなどの単純な判断だけでなく、感動や情熱のような強い感情、購入・返品などの消費者行動、製品やサービスに対する意見までも正確に判断・分析できるという。

主な特長アーキテクチャ概要

 クラウドなので複雑な事前準備をすることなく、手軽に使えるのもメリットだ。分析は日本語を含む7カ国語で行える。また、Twitter/Facebookのみならず、2ch.net/ameblo.jp/rakuten.co.jp/kakaku.comなど8万6900ドメインをカバーしている。

 また、SAP ERPやSAP BusinessObjects BI solutionsなどで扱う売上や利益、在庫などの構造化されたビジネスデータと、SAP Social Media Analytics by NetBaseで可視化する非構造化のソーシャルデータを連携させ、消費者感情が企業パフォーマンスに与える相関関係を把握することも可能という。

 価格は、58万9950円/3カ月から。

「kindle」をトピックに分析を開始グラフは緑色がポジティブ、赤色がネガティブ数の推移を表している

ポジティブ/ネガティブの実際の発言キーワードポジティブ/ネガティブ発言の割合をグラフ化して表示

今度は「kindle」と「Nexus7」を比較分析双方の盛り上がりの推移をグラフで比較表示できる
関連情報
(川島 弘之)
2012/7/10 14:24