ソフトバンクテレコム、アカマイの技術を利用したCDNサービス
ソフトバンクテレコム株式会社は、クラウドサービス「ホワイトクラウド」において、CDN(Contents Delivery Network)サービス「ホワイトクラウド Webサイト・Webアプリケーション高速化ソリューション」を9日より提供する。アカマイ・テクノロジーズ合同会社(以下、アカマイ)が持つ、ネットワークとWebコンテンツ/アプリケーション配信技術、セキュリティ技術などを生かしているという。
この新サービスは、企業が運営するWebサイトの表示やWebアプリケーションへの接続を高速化するもの。Webサイトの表示を高速化したり負荷を軽減したりする「Webサイトソリューション」と、Webアプリケーション共有のパフォーマンスを改善する「Webアプリケーションソリューション」の両メニューを用意した。
このうち「Webサイトソリューション」では、公共性の高いWebサイトやeコマースなど、システムダウンが許されないサイトを運営している企業や、1つのドメインを使ってグローバルに多言語サイトを展開する企業などを主な対象とし、自社サイトへのアクセスの高速化やセキュリティ強化機能を提供する。
一方「Webアプリケーションソリューション」では、世界中の拠点間でのデータ共有を必要としている企業に向け、インターネット上にある、主に企業内、企業間に限定されたWebアプリケーションへの高速接続を提供し、業務効率の向上を実現する。
これらのサービスは、世界71の国と地域、750都市に設置された10万台以上のサーバーによって構成されるアカマイのクラウドネットワークを活用しており、WebサイトやWebアプリケーションへの接続ルートを最適化して、効率的なデータ転送方式やコンテンツを圧縮する技術により、高速接続を達成しているとのこと。
また、複製可能なコンテンツをアカマイのサーバーで一時保存して高速な表示を実現しているほか、DDoSやアプリケーションレイヤの攻撃などをアカマイのサーバー側でシャットアウトするセキュリティ機能も提供。加えて、アカマイの発信地識別機能により、アクセス元の国に合わせた適切な言語を自動的にサイトに表示するため、企業は統一ドメインでのグローバル展開による、ブランド価値および知名度の向上を図れるとした。
価格は、Webサイトソリューションが1ドメインあたり月額42万円から、Webアプリケーションソリューションが1アプリケーションあたり月額84万円から。