ウェブルート、企業向けセキュリティエンドポイント製品を提供開始

~エンタープライズ市場に本格参入


 セキュリティソリューション事業を展開するウェブルート株式会社は7月4日、企業向け新ソリューション「ウェブルート セキュアエニウェア ビジネス エンドポイントプロテクション」の提供を開始すると発表した。価格は個別見積もりとなる。なお、ウェブルートでは、サービス提供に先立って7月中旬より誰でも利用できるトライアルプログラムの提供を開始する。

 「ウェブルート セキュアエニウェア ビジネス エンドポイントプロテクション」は、企業やネットワークサービスなどのエンドポイントにおけるマルウェア対策のための包括ソリューション。コンシューマ製品と同様、ハッシュ技術によるファイルパターン認識とふるまい検知によって蓄積したデータをクラウドに集約、クラウド側にデータのないファイルについては仮想環境で実行するサンドボックス技術を搭載している。クラウド側にデータのないファイルについては、サンドボックスで実行後もデータベースで白黒の判断がつくまで監視を続け、あやしい挙動があった場合には、ロールバックする機能を持つ点が特徴となる。

 このウェブルートの検知ロジックは、米国電気電子学会(IEEE) が発明王エジソンの業績をたたえて1909年に創設した賞「エジソン賞」のブロンズ賞を受賞している。

「ウェブルート セキュアエニウェア ビジネス エンドポイントプロテクション」の利用イメージ

 ウェブルートでは、国内エンタープライズビジネスの統括管理責任者として渋井政則氏がエンタープライズ営業本部 本部長に就任。すでに提供中のWHSS(ウェブルート ホステッド セキュリティ サービス)、モバイルセキュリティSDKに加え、「ウェブルート セキュアエニウェア ビジネス エンドポイントプロテクション」をリリースすることで、エンタープライズ市場への営業を強化する。

 WHSS(ウェブルート ホステッド セキュリティ サービス)は、ウェブルートのコンテンツクラシフィケーション、ウェブレピュテーション、ウェブルートIPレピュテーションの各サービスを企業の製品やサービスに組み込むソリューション。モバイルセキュリティSDKは、ウェブルートのAndroid向けモバイルセキュリティ機能を他社のアプリケーション製品などに組み込むSDKとなる。


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