鹿児島国際大学、アバイア製Ethernetスイッチに省電力機能を導入


 日本アバイア株式会社は3日、鹿児島国際大学が、利用している日本アバイアのEthernetスイッチ「Avaya Ethernet Routing Switch(ERS) 5000」に消費電力削減機能「Avaya Energy Saver」を導入したと発表した。

 Avaya Energy Saverは、のファームウェアをアップデートするだけで利用できる、スイッチの消費電力削減機能。PoEポートからIP電話や無線LANアクセスポイントなどへの電力供給をタイマー設定によって自動的に止めたり、Ethernetポートの帯域を絞ったりすることが可能で、これによって夜間・早朝などオフピーク時間の消費電力を30%~40%削減できるという。

 また、ポートごとの設定により必要なデバイスには24時間電源を供給できるため、学生や教員の利用には影響を与えずに節電対策が可能とした。

 なお鹿児島国際大学では、2006年に授業や学内サービス、研究室や図書館をはじめとする約2000台のPCを接続するネットワークとして、コアスイッチ「Avaya ERS 8600」、エッジスイッチ「Avaya ERS 5000」を導入。動画や音声利用が増え、ネットワークのトラフィックが増加したことに伴う電力消費を抑えるため、以前から省電力化に取り組んできたが、東日本大震災以降、電力不足の懸念が続いていることから、今回「Avaya Energy Saver」を導入したとのことだ。

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(石井 一志)
2012/7/3 17:36