NTT Com、中国の瀋陽・成都・深センへ事務所を開設


 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は25日、遼寧省瀋陽市、四川省成都市、広東省深セン市の3都市にNTT Communications China Ltd.(NTT Comチャイナ)の事務所を開設すると発表した。これら3カ所を加えて、中国大陸での事務所は合計10都市になる。

 瀋陽市を含む中国東北部は沿岸部と比べて人件費が安く、外国語が堪能な人材が豊富であるため、中国内外の多くのBPOサービス事業者などが事業を拡大している。また成都市も同様に人件費が安いほか、近年内需が拡大していることから、製造業・流通業の進出が活発化。さらに経済特区の深セン市を含む珠江デルタ地域は、早くから外資系企業が進出して、高い成長を続けている地区である。

 今回の3事務所の開業は、中国大陸での事業強化が目的。NTT Comでは、企業活動の増大やクラウド利用の拡大といったICT利活用の多様化・高度化などにより高い伸びが予測されている中国市場へ、今後もICTサービス提供を強化していくとのこと。

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(石井 一志)
2012/6/25 15:24