デルソニックウォール、SMB向けの次世代ファイアウォール3機種


 デルソニックウォールは11日、中小企業(SMB)や小売店舗、各地に支社を持つ企業など中小規模ネットワーク環境向けに、次世代ファイアウォール(FW)の新製品「Dell SonicWALL TZ105W/205W/215W」を発売した。同日より国内出荷を開始する。

 TZシリーズは、FW、VPN、ゲートウェイアンチウイルス、アンチスパイウェア、IPS、コンテンツフィルタリング機能を1台に集約した製品。

 新製品となるTZ105W/205W/215Wでは、メモリを増強。TZ215WではデュアルコアCPUを搭載することでパフォーマンスを向上した。

 全製品がIEEE 802.11b/g/nの無線LANに対応するため、スマートデバイスに対するセキュリティも確保できる。対応OSは、iOS/Mac OS/Android/Windows/Linux。ノートPC、スマートデバイスなどのあらゆるモバイル端末にSSL VPNアクセスを提供する。

 最上位のTZ215Wでは、エンタープライズ向け次世代FWと同等の「アプリケーションの可視化」と「高度なアプリケーショントラフィック解析機能」を備えるため、帯域幅の市場状況やセキュリティの脅威を把握し、業務に不必要なアプリケーションの使用を制限できるという。

 デルは3月にソニックウォールを買収し、UTM市場に向けたポートフォリオの構築を進めている。

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(川島 弘之)
2012/6/11 16:28