ワーク・ライフバランス、顧客管理にサイボウズ「kintone」を活用
サイボウズ株式会社は28日、株式会社ワーク・ライフバランスが業務アプリ構築クラウド「kintone」を使って、顧客管理を全社導入した事例を発表した。
ワーク・ライフバランス社は、企業のワークライフ・バランスの取り組みに対し、組織診断、具体的なコンサルティング、講演・研修といったさまざまな支援を行っている企業。顧客は中小企業から数万人規模の大企業におよび、業種もさまざま。
従来、そのサービスごとに顧客情報をExcelで管理していたが、複数のサービスを利用する顧客が増えるに従い、異なるフォーマットでの管理や重複した情報の管理が生じ、限界を感じていたという。
そこで導入したのが、システム専任者でなくてもドラッグ&ドロップで簡単にフォームが作成できるkintone。その直感的な操作感と、すでに同社で利用していたサイボウズが提供するサービスであるという安心感から試用を開始した。
作成した「顧客リスト」アプリでは、会社名や担当者名といった基本情報以外にも、その顧客に対して行ったアプローチや提案書などの資料の提出状況管理も行っている。さらに、やりとりしたメールの内容、打合せ時の議事録、担当者が感じた書簡なども記載するようにしたことで、kintoneを見れば顧客との関係が見えてくるようになった。加えて、従来のExcel形式での個別管理からWebベースの共有管理としたことで、外出機会の多いコンサルタントが常に最新の顧客情報にアクセス可能になったという。
kintoneは、サイボウズが提供するクラウドサービス。「ファストシステム」をコンセプトに、アンケート、売上集計、問い合わせ管理、日報、タスク管理など日々の業務を効率化するWebアプリを、ナビに従って3ステップで構築できる点を特長としている。