トレンドマイクロ、Mac OS Xに対応した小規模企業向け統合セキュリティソフト新版
トレンドマイクロ株式会社は、WindowsとMac OS Xに対応した小規模企業向け統合セキュリティソフトの新版「ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 7.0」を、5月22日より出荷開始する。
ウイルスバスター ビジネスセキュリティは、専任のIT管理者がいない小規模企業に適した統合セキュリティソフト。ウイルス対策、スパイウェア対策、フィッシング詐欺対策、迷惑メール対策、URLフィルタリングなどの機能を1つの製品で提供するほか、ライセンス数の範囲内であれば、クライアントOSだけでなくサーバーOSにも対応できる点が特徴という。
今回の新版では、Windowsのクライアント/サーバーに加えて、一部機能がMac OS Xにも対応した。トレンドマイクロの調査によれば、Mac OSを利用している従業員100名未満の企業において、43.6%がウイルス対策ソフトを導入していないとのことで、今回のMac OS対応により、そうした層への訴求を一層強化する。
また、クライアントやサーバーへインストールするエージェントの構成モジュールを最適化。メモリ使用量を約50%、OS起動時間を約14%、それぞれ削減しており、より軽快な動作を実現したとのこと。
さらに、USBメモリやポータブルHDDなどのUSBデバイスをクライアントに接続した際に、その利用を制限する機能も搭載した。利用不可、読み取りのみといった制御をかけ、USBデバイスを使えるクライアントを限定することで、従業員の不用意な情報持ち出しや、外部からのマルウェア感染などのリスクを軽減するとしている。
対応OSは、Windows 7/Vista/XP、Server 2008/2003、Storage Server 2008/2003と、Mac OS X 10.4.11以降、Mac OS X 10.7以降。なおMac OS Xでは、ウイルス対策、スパイウェア対策、Webレピュテーションのみが利用できる。
初年度の参考価格は、ライセンス版の場合、5~24ユーザーが6900円(税別)/ライセンス、25~49ユーザーが6800円(税別)/ライセンス、50ユーザー以上が6500円(税別)/ライセンスで、2年目以降は初年度価格の50%の契約更新料が必要。一方パッケージ版は、5ユーザー版が初年度2万7500円(税別)、契約更新料が年額2万2000円(税別)などとなっている。