MJS、Webフィルタリングやデバイス利用制限などの機能を備えた情報漏えい対策アプライアンス


 株式会社ミロク情報サービス(MJS)は16日、情報漏えい対策アプライアンス「SOXBOX NX」を4月17日より販売開始すると発表した。

 「SOXBOX NX」は、Webフィルタリング、特定デバイスの利用禁止などを行える情報漏えい対策アプライアンス。Webフィルタリングなどのポリシーはクラウド環境から制御するので、容易に適用することができる。

 Webフィルタリングについては、日本語サイト約1億8000万ページを分類しており、情報漏えいリスクが高いサイト、私的利用の可能性が高いソーシャルメディア、ウイルス感染の可能性があるサイトなどのへのアクセス、書き込みを制限可能。

 さらに、月間・週間のグループ別・ユーザー別のアクセスレポートを作成でき、10種類以上の観点から分析を行えるため、組織内のWebアクセス状況を容易に可視化可能とのこと。なおWebフィルタリングに利用するデータベースは、専任リサーチャー40名がすべて目視で確認しているほか、1日3回以上の情報更新を行っているため、悪質サイトに迅速に対応するとした。

 また、USBメモリを初めとする各種メディアへの書き込みを禁止したり、印刷を禁止したり、特定のソフトを動作しないようにしたりすることで、情報漏えいのリスクを低減できるのも特徴。さらに、PCの操作履歴や送受信したメールの履歴、ファイルへのアクセス履歴などを記録できるので、万一の有事の際には、追跡調査を行えるとしている。

 このほか、監視対象PCのCPU・メモリ・HDDといったハードウェア仕様や、OS・サービスパックのバージョン、インストールされているアプリケーション、パッチの適用状況などを自動収集する機能も備えている。

 価格は、10ライセンスの場合で70万円(税別)から。OSはWindows XP(32ビット)、Windows Vista(32ビット/64ビット)、Windows 7(同)に対応する。


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(石井 一志)
2012/4/16 14:54