ヴイエムウェア、PaaS基盤ソフト「Cloud Foundry」への取り組みを強化

　ヴイエムウェア株式会社は12日、PaaSを実現するための基盤ソフトウェア「Cloud Foundry」について、各種施策や新ツールを発表した。

　「Cloud Foundry」は、オープンソースのApacheライセンスで提供されているPaaS基盤ソフトウェア。2011年4月にリリースされてから1年が経過したことを受け、さまざまな取り組みが発表された。

　まず、開発コミュニティへのより幅広い参加を促すため、新ソースコード管理システム「CloudFoundry.org」を導入した。これにより、Cloud Foundryソースコードをコードレビュー向けのGerritおよび継続的インテグレーションツールのJenkinsと統合。GitHubのパブリックコードリポジトリに集約することで、新たなプロセス上でのコミュニティコード提供の簡素化や、コード品質向上、コード変更時の可視性向上が実現するとした。

　また海外では、Cloud9、Collabnet、ServiceMesh、SOASTA、X.commerceの各社がCloud Foundryのサポートを発表。例えば、Cloud9のブラウザベースの統合開発環境がCloud Foundryのあらゆるインスタンスへの展開をサポートするほか、Collabnetはエンタープライズ開発ツール向けにCloud Foundryのサポートを追加しているという。

　さらにVMwareは、大規模サービスのリリースエンジニアリングや展開、ライフサイクルマネジメント向けのオープンソースツール「Cloud Foundry BOSH」を発表した。BOSHでは、Cloud Foundryのプロダクションインスタンスの運用を容易にする。