SharePointベースのグループウェア「Cybozu SP Apps 2010」新版
サイボウズ株式会社は9日、「Cybozu SP Apps 2010」の新版(1.1.0)を発売した。
SharePoint Server 2010をベースとした次世代グループウェア。「Cybozu SP スケジューラー」「Cybozu SPディスカッション」といった機能を備える。新版では、SharePoint Server上に日本企業の文化に合わせたグループウェアを素早く構築できるとともに、Exchange ServerやOutlookとのシームレスな連携を実現。マイクロソフト製品群の活用において相乗効果を発揮するという。
具体的にCybozu SP スケジューラーでは、Exchange連携を強化。Exchangeの予定表をCybozu SP スケジューラーに重ねて表示できるようにした。予定データのインポート/エクスポートにも対応。Microsoft GroupBoard Workspace 2007からCybozu SP スケジューラーへのインポート、Cynozu SP スケジューラーからOutlookへのエクスポートが可能となる。
一方のCybozu SP ディスカッションでは、Outlookで受信したメールを基に新しいディスカッションを投稿できるようになった。これにより、対応履歴やクレーム履歴などの組織にとって重要な情報が、社員退職後も個人のメールボックスに埋もれず、財産としてSharePoint Serverに蓄積できるという。
また、タスクリスト連携も実現。Cybozu SP ディスカッションのコメントから、SharePoint Server標準のタスクリストに共有ToDoとして登録できるようになった。これにより、プロジェクトで発生する「指示」「依頼」が見える化され、タスクの実施漏れを防止した円滑なグループワークが可能になるとしている。
価格は、Cybozu SP スケジューラー・Cybozu SP ディスカッションともに49万8000円から。