日本HP、世界初のオールインワン型ワークステーション「Z1」
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日本HPは9日、27型ワイドIPS液晶ディスプレイを一体化した「世界初」のオールインワン型ワークステーション「HP Z1 Workstation」を発表した。
Z1は、液晶を一体化したオールインワン型ワークステーション。画像編集、映像編集、音楽編集、CAD、教育機関や公共機関などの用途に幅広く活用可能。VESA規格のスタンドやマウントアームにも対応するため、限られた空間でも柔軟な作業スペースが確保できるとする。
ディスプレイ部には、広視野角で色再現性に優れた白色LEDバックライト搭載27型ワイドIPS液晶ディスプレイを採用。最大2560×1440の高解像度で、最大約10億色の色表示が可能なため、CGやアニメーションなどの分野にも十分耐えうるという。
メンテナンス性も大きな特長で、ディスプレイ一体型の筐体は工具を使わずに開閉でき、メモリやHDDの交換・増設が容易に行える。また、拡張カードやパワーサプライなどの内部パーツはモジュール化し、スロットに差し込むだけのダイレクトコネクトを採用。ディスプレイパネルの交換にまで対応するという。
ディスプレイ部を持って【左】、水平に倒す【右】 |
工具なしでディスプレイ部を開閉【左】、内部のメンテナンスが容易に可能【右】 |
各パーツはモジュール化されていて、スロットに抜き差しするだけで簡単に扱える |
標準スペックでは、クアッドコアのXeon E3-1245、インテルC206チップセット、8GBメモリ(最大23GB)、1TB SATA HDD、NVIDIA Quadro 1000Mなどを備える。上位スペックでは、クアッドコアのXeon E3-1280、インテルC206チップセット、16GBメモリ、300GB SSD×最大2台、NVIDIA Quadro 4000Mなどを備える。共通スペックとしては、USB 3.0×2、USB 2.0×7、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/g/n無線LANなどを備える。
Z1の価格は、25万2000円。販売開始日は4月26日。