SCSK、FalconStor NSSとフラッシュメモリストレージを利用した高速ストレージソリューション


 SCSK株式会社は28日、米FalconStor Softwareのストレージ仮想化製品「FalconStor NSS(Network Storage Server)」と、米Violin Memoryのフラッシュストレージアレイ「V-3000シリーズ」を組み合わせ、高速な仮想化フラッシュストレージソリューションを同日より提供開始する。

 今回提供されるフラッシュストレージソリューションは、データベース、仮想化やクラウド環境はもとより、さまざまなシステム環境に適応できる、高速かつ大容量のストレージ製品。NAND型フラッシュメモリを使用するV-3000シリーズをベースに、FalconStor NSSをV-3000シリーズの仮想化ストレージコントローラとして利用している。

 中核となるV-3000シリーズでは、NAND型フラッシュメモリを用いた独自のメモリモジュール(VIMM)と、ホットプラグが可能なハードウェアRAID機構(vRAID)により、3Uの筐体で最大40TBもの大容量を実現。フラッシュストレージアレイならではの優れた高速性能、高可用性と省電力性能を提供する。

 また、FalconStor NSSの持つ高速なバックアップリカバリ・遠隔コピー・即時復旧などの機能を活用することによって、ストレージ仮想化機能の提供にとどまらず、災害対策やBCP対策としても利用できるとのこと。

 SCSKでは、HPC、データベース、BI、金融サービス、オンラインサービスなど、高速なI/O処理性能が要求される業務やアプリケーションをターゲットにするほか、ストレージのI/O処理性能の遅さが影響し、業務に支障が出ている既存システムの性能改善、大規模な共用ストレージ、デスクトップ仮想化(VDI)環境などへの適用も見込む。

 価格は、エントリーパッケージで2499万円(税別)から。

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