米LSI、SAS 6Gbps対応のサーバー向けRAIDカード3製品~20万ランダムIOPSを実現


 米LSI Corporationは6日、サーバー向けRAIDカード「MegaRAID SAS 9266-4i」「同 9266-8i」「同 9285CV-8e」の3製品を発表した。いずれも、6Gbps SAS対応のデュアルコアのRoC(RAID-on-Chip)を搭載しており、RAID 5では20万のランダムIOPSを実現するという。

 新製品はいずれも、デュアルコアのRoCと1GBの1333MHz DDR3メモリを搭載。9266-4iは内部4ポート、9266-8iは内部8ポート、9285CV-8eは外部8ポートを備えており、9266-4i/8iが最大128台、9285CV-8eでは最大240台のデバイスに接続できる。

 また、接続されたSSDのI/O性能を最適化するMegaRAID Fast Pathソフトウェアにより、電子商取引や在庫管理作業のような高速データ通信性能が要求されるアプリケーションに対して、最大で46万5000のランダムIOPS(RAID 5時)を提供可能。さらに、アクセス頻度の高いデータをSSDにキャッシュするMegaRAID CacheCade Pro 2.0にも対応し、HDDのみのアレイと比べて、毎秒のトランザクション回数で最高13倍の高速化が可能になるとした

 このほか、キャッシュに保存されているデータをNANDフラッシュへオフロードするMegaRAID CacheVaultや、バッテリバックアップオプション(9285CV-8eは非対応)によるデータ保護機能も備えているとのこと。

 新製品はいずれも、4月に発売される予定だ。

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