日本HP、SSDを搭載したハイパフォーマンス向けiSCSIクラスタストレージ
HP P4900 G2 SANソリューション |
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は23日、iSCSIクラスタストレージ「HP P4000 G2 SANソリューション」(P4000)のラインアップを拡充すると発表した。SSDを搭載するハイパフォーマンス向けモデル「HP P4900 G2 SANソリューション」(以下、P4900)を同日より提供する。
P4000シリーズは、容易な拡張を行えるスケールアウトiSCSIストレージ。新製品であるP4900では、そのスケールアウトアーキテクチャは維持しつつ、SSDの搭載によって処理性能の大幅な向上を実現しており、2ノード構成のベースモデルの場合、1ノードあたり400GB SSD×8を搭載しており、最大7万IOPSの処理能力を実現した。こうした高い性能により、DWH(データウェアハウス)やVDI用途など、ハイパフォーマンス領域でのスケールアウトニーズに応えるという。
また、P4000シリーズ共通のOSである「SAN/iQ」と10Gigabit Ethernetインターフェイスを搭載し、ストレージクラスタリング、ネットワークRAID、シンプロビジョニング、スナップショットなどの機能を利用可能。拡張用ユニット(1ノード)追加ごとに処理性能をリニアに向上させられることから、スモールスタートからシステム要求に応じた拡張を容易に行える。さらに、ストレージを階層化し、用途に合わせてクラスタ間でオンラインデータ移行を実施することも可能とした。
価格は、ベースモデルが1995万円から、拡張用ユニットが1080万円から。