TOKAIコミュニケーションズ、IaaS/PaaSサービスを3月より提供開始
株式会社TOKAIコミュニケーションズは21日、IaaS/PaaSサービス「BroadCenter クラウドプラットフォームサービス」を3月より提供すると発表した。VMwareで仮想化したサーバーリソース、NetAppストレージ、Webポータル、さまざまなネットワークをシームレスに接続するサービスゲートウェイなどを総合的に提供するという。
仮想サーバーは、CPUスペックに応じて「Lite」から「Large」までの4タイプを用意。メモリやディスクの追加に柔軟に対応するほか、OSも、Windows、Red Hat、CentOSの3種類から選択できる。ストレージは、NetAppストレージを利用したシステムディスクに加えて、大容量共有ストレージ、遠隔地のデータセンターへのデータバックアップも提供するとのこと。なお同社では今回、CTC、オージス総研、北海道総合通信網、両備システムズと遠隔データ保管サービスや広域DR(災害対策)サービスなどを実現するための提携を行っている。
また、サーバーやプロセスの死活監視、CPU・メモリ・ディスクのリソース監視を行えるWebポータルを用意し、SSL-VPN経由でのセキュアなWebベースの仮想コンソール、各種設定/情報ポータルによる運用管理環境を提供する。
ネットワークについても、専用線、インターネットVPN、インターネット接続などさまざまなネットワークに対応。ファイアウォールやロードバランサーなどのネットワーク機能も利用できるようにした。加えて、TOKAIコミュニケーションズのほかのクラウドサービスとは、シームレスに連携できるという。
さらに、既存の物理環境や仮想環境からの移行を容易にするため、仮想マシンのエクスポート、インポート、クローン作成などの移行支援サービスも提供する。
価格例は、1vCPU、1GBメモリ、Windows環境の「Lite」プランの場合で月額9000円(税別)から。