PFU、スマートデバイスへの対応を強化した検疫ソフト新版


 株式会社PFUは14日、検疫ソフト「iNetSec Inspection Center」の新版「同 V7.0」を発表した。スマートフォンやタブレット端末など、スマートデバイスへの対応を強化したのが特徴で、同日より販売を開始する。

 iNetSec Inspection Centerは、企業のセキュリティポリシーに違反する状態のデバイスを、企業ネットワークに接続させないようにする検疫ソフト。OSやIE(Internet Explorer)のパッチ適用状況、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況などをチェックでき、ポリシーに違反するPCを業務ネットワークから切り離して隔離することで、ネットワーク全体のセキュリティ向上を実現可能という。

 新版では、PCだけでなく、企業での利用が進むスマートデバイスへの対応を大幅に強化した。これまでも、ユーザー認証によるブロックには対応していたが、今回はOSのバージョンチェック、root化/Jailbreakのチェックに対応。Androidについてはさらに、ウイルス対策ソフトの導入チェックや、ソフト導入状況のチェックなども行える。

 こうした機能拡張によって、例えば企業が従業員に配布した以外の端末をネットワークから排除したり、私物デバイスをセキュリティの確保された形で利用させたり、といったことが可能になるとのこと。

 対応するスマートデバイスのOSは、Android 1.6/2.0/2.1/2.2/2.3/3.0/4.0と、iOS 3/4/5。なおスマートデバイスには、App StoreやAndroid Marketなどを通じてエージェントソフトをインストールする必要がある。


Androidでの検疫エラー画面iPhoneでの検疫エラー画面
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