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PFU、Adobe ReaderやJavaの脆弱性検査に対応した検疫ソフト新版

 株式会社PFUは4日、ネットワーク検疫ソフト「iNetSec Inspection Center」の新版、「同 V7.0L20」を同日より販売開始すると発表した。新たにAdobe Reader、Flash Player、Javaの脆弱性検査をサポートする。

 iNetSec Inspection Centerは、企業が定めたセキュリティポリシーに違反する状態のPCを、企業ネットワークに接続させないようにするソフト。OSやIE(Internet Explorer)のパッチ適用状況、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新状況などをチェックし、ポリシーに違反するPCを業務ネットワークから切り離して隔離することで、ネットワーク全体のセキュリティ向上を実現できるという。また、Word、Excelの脆弱性をチェックすることも可能だ。

 今回は脆弱性を検査できるアプリケーションとして、Adobe Reader、Flash Player、さらにはJavaを追加した。昨今増加する標的型攻撃では、Microsoft OfficeだけでなくこうしたアプリケーションやJavaの脆弱性を利用されることが多いため、これによって脆弱性対策を徹底し、標的型攻撃の端緒となる、メールに添付されてくるウイルスなどへの対策を効果的に行えるという。

 さらには、これらのアプリケーションの脆弱性に関しても検疫辞書配布サービスを提供し、ユーザー企業の負荷を軽減するとしている。

 加えて今回は、検疫可能なOSにWindows 8が追加されている。

(石井 一志)