OKI、スマートデバイス向け業務システム構築ミドルウェア「MoBiz Platform」の新版


 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は26日、スマートデバイス向け業務システム構築ミドルウェア「MoBiz Platform」の新版「同 Ver.1.2 for Android」を発表した。同日より、SIベンダーやソフトウェアベンダーへ販売を開始する。

 「MoBiz Platform」は、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイス向けのシステムを構築するためのミドルウェア。新版では、開発アプリケーションをPC上で動作させるためのテスト実行環境「MoBiz for Firefox」が新たに用意され、スマートフォンの実機を使わず、PC上だけで効率的にアプリケーション開発を行えるようになったという。また、Firefox用のJavaScriptデバッガなど、さまざまなツールも利用できる。

 さらに今回は、プラットフォームが端末内にデータを一時的に保存する際に、そのデータを暗号化する機能を搭載。暗号化APIも提供されるため、アプリケーションが自身のデータを暗号化する際にも利用可能とした。

 加えて、スマートデバイスの持つバーコード読み取り機能や、音声認識機能を利用できるようにしたので、1次元/2次元バーコードを用いて物品管理をするようなアプリケーションを開発したり、キーパッドによる文字入力ができない業務で音声による文章の登録を行ったり、といったことも可能になっている。

 また対応OSとして、新たにAndroid 4.0をサポートした。

 価格は、サーバーライセンスが299万円(税別)/CPU、クライアントライセンスが1万5000円/台。OKIでは、今後3年間で100システムの販売を見込んでいる。


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(石井 一志)
2012/1/26 15:08