シャープ、世界全拠点の経営情報管理に「SAP HANA」を採用
SAPジャパン株式会社は25日、シャープ株式会社の経営管理システムに、インメモリソフト「SAP HANA」が採用されたと発表した。
シャープでは、全世界60カ所以上に広がる各拠点からの日々の売り上げ・経営情報を、役員や管理部門長などが一目で確認する経営管理システム「経営コックピット」を活用している。
SAP HANAを採用することで、「経営コックピット」上のポータル画面から、刻々と変化する全世界の経営管理情報をリアルタイムに把握できるようになる。シャープ 経営システム担当部門であるITシステム推進センター所長の端坊辰彦氏は、「従来型データベースでは、バッチ処理と時差の関係もあって、2日間を要していた全世界の管理情報の収集が、リアルタイムに行えるようになり、大量データの瞬時検索や従来はできなかった複雑な検索が可能になった」としている。
今後はスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からもアクセス可能にする予定という。