クオリティソフト、IT資産管理ツールの情報収集機能などを強化


 クオリティソフト株式会社は26日、IT資産管理ツールの新版「QND Plus Ver.9.7i」と、IT資産/ライセンス管理ツールの新版「QAW Ver.3.7i」を、同日より販売開始すると発表した。

 QND Plus/QAWは、クライアントPCの利用状況を一元的に把握できるIT資産管理ツール。今回の新版では、製品本体では取得できない情報の収集や設定変更を、プラグインによって実現する「カスタムインベントリ」機能が追加された。従来の「プラグインによる特定情報の収集」機能とは異なり、専用ビューアを使わず、QNDコンソール上での閲覧やフィルタリングが可能という。

 その第1弾としては、AdobeやAutoCAD、クオリティソフト製品、ウイルス対策ソフトなどのソフト情報、USB機器の情報、キヤノン製プリンタドライバの情報などを収集・設定変更できるプラグイン集が収録されている。

 加えてQAWの新版では、ソフトのライセンスを管理する「License Guard」機能の辞書が強化され、これまでの約1400種類が約4500種類に増加した。License Guardに収録されているライセンス約款情報をもとに、購入時のライセンスとインストール済みソフトとをひも付けると、正確かつ容易なライセンス管理を実現できるとしている。

 参考価格は、QND Plusが80万3000円(税別、100クライアントの場合)、QAWが120万円(同)。クオリティソフトでは、年間25万クライアント、8億円の売り上げを見込んでいる。

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(石井 一志)
2011/12/26 12:41