米AMD、Bulldozerアーキテクチャのサーバー向けCPU「Opteron 6200/4200」~最大16コアを実現


 米AMDは14日(米国時間)、サーバー向けCPU「Opteronシリーズ」の新シリーズとして、「Opteron 6200シリーズ」「Opteron 4200シリーズ」を出荷開始したと発表した。「Bulldozer」アーキテクチャを採用した初のサーバー向けCPUだが、両製品とも従来のプラットフォームと互換性を持つという。

 新製品のうち「Opteron 6200シリーズ」(開発コード名:Interlagos)は4~16コア、最大4ソケットをサポート。一方の「Opteron 4200シリーズ」(開発コード名:Valencia)は6~8コア、最大2ソケットをサポートする。

 同社によれば、Xeonのシステムと比べて最大84%のビジネスパフォーマンス向上、最大73%広いメモリ帯域幅を提供し、仮想化のスケーラビリティを向上させるほか、システムの設置面積を2/3に、コアあたりの消費電力を半分に、プラットフォームの価格を2/3以下にでき、より効率的なクラウド構築を行えるという。

 1000個ロット時の価格例は、16コア・2.6GHzの「Opteron 6282 SE」が1019ドル、16コア・2.1GHzの「Opteron 6272」が523ドル、8コア・2.6GHzの「Opteron 6212」が266ドル、8コア・3.0GHzの「Opteron 4284」が316ドル、などとなっている。

 また今回は、Micro Serverなどを対象とする1ソケット向けの「AMD Opteron 3000シリーズ」(開発コード名:Zurich)を2012年上半期に提供する予定であることも明らかにされた。

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(石井 一志)
2011/11/15 00:00