マカフィー、DocumentumやEMCで要職を務めたブロイド氏が社長に

加藤孝博氏は会長職に就任


ジャン-クロード・ブロイド氏

 米McAfeeは30日、日本法人の新社長にジャン-クロード・ブロイド氏を指名した。10月1日付けで、コンシューマおよびエンタープライズ両部門の販売責任者として、米本社グローバルセールス担当エグゼクティブバイスプレジデントのジョー・セクトン氏に直属する。なお、加藤孝博現社長は、日本法人の会長に就任する。

 ブロイド氏は、Intel、Cadence Design Systems、Digital Equipmentで営業・マーケティング担当上級管理職を経て、DocumentumのエグゼクティブバイスプレジデントおよびEMEA担当ゼネラルマネージャーを経験。マカフィーに入社する以前は、EMC Information Intelligence Groupのインターナショナルセールス担当シニアパイスプレジデントを務めた。米国・欧州・アジア・日本などさまざまな地域において、30年以上にわたりテクノロジー業界の営業・マーケティング分野で要職に就き、数々の新規市場開拓に貢献したという。

 セクトン氏は、「日本法人の新社長を幅広い人材から模索し、今回の指名に至った。ブロイド氏の30年以上にわたる国際的なマーケティング・営業経験、営業組織の構築・育成の経験により、マカフィーは今後もお客さまやパートナーのニーズを満たせるだろう。また、加藤氏の12年以上にわたる指導と献身に感謝するとともに、会長職への就任後も引き続きの支援を期待している」とコメント。

 ブロイド氏は、「スマートフォンなど個人所有の端末に対する脅威が拡大する中、個人から企業まで包括的なセキュリティに対するニーズは高まっている。マカフィーの歴史上、このようなすばらしい時期に入社できることを嬉しく思う。日本市場においてはマカフィーのビジネスを拡大するとともに、パートナーとの関係をさらに強化し、厚い信頼を得られるベンダーへと成長していくことを楽しみにしている」と述べた。

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