SCS、テンプレートを用いて迅速に導入できる「リモートオフィス構築パッケージ」


 住商情報システム株式会社(以下、SCS)は27日、シンクライアントソリューション「リモートオフィス構築パッケージ」を提供開始すると発表した。在宅勤務環境を最短1週間で導入できる点が特徴で、企業における節電と事業継続計画への対策を支援する。

 「リモートオフィス構築パッケージ」は、シンクライアント環境導入における基盤構築プロセスを規模に応じてテンプレート化し、迅速な導入を可能にするソリューション。Citrix XenAppおよびWeb Interfaceサーバーの構築、既存サーバー群との接続設定など、在宅勤務環境を構築するための要素をパッケージ化することにより、従来は数カ月程度かかっていた導入期間を、最短1週間にまで短縮するという。特に、構築作業の中で最も時間を要する基本設計を、導入実績に基づきテンプレート化しているため、設計と性能検証のプロセスが大幅に短縮されている。

 クライアント側は、シンクライアントのみならず、ファットクライアントを含めた多様な環境・端末に対応可能。また、監視・運用サービスをはじめ、運用効率を向上させるためのサービスや、コンサルティングサポート、SCSが用意するIaaS環境での構築などもオプションとして提供するとのこと。

 価格は、機器本体、パッケージライセンス、システム構築費用などを含めて398万円(税別)から。同時接続ユーザーは10ユーザー、利用可能ユーザーは50ユーザーからの対応となる。

 なおSCSでは、2011年度に30セットの販売を目標としている。

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(石井 一志)
2011/9/27 10:54