CTC、クラウドを始めとした各種システムを連携させるプラットフォーム「Cordys BOP」
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は20日、蘭Cordys B.V.と販売代理店契約を締結し、同社のクラウド連携プラットフォーム「Business Operations Platform」(以下、Cordys BOP)を、同日より販売開始すると発表した。
Cordys BOPは、各種クラウドサービスを連携させ、企業の業務プロセスを統括するミドルウェア。社内外のITサービスを連携し、各種業務アプリケーションを統合できるため、レガシーシステム、ERPなどのパッケージ、過去に開発したアプリケーション、パブリック/プライベートクラウドサービスといった、複数のITサービスを柔軟に組み合わせ、短期間に新しいサービス開発を実現する、ハイブリッド型アプリケーションを開発可能という。
サービスの開発と運用に必要なすべての機能は、直観的な操作を行える、統一されたWebインターフェイスで提供され、短期間で操作を習熟できる点も特徴。従来のアプローチに比べて、構築期間を大幅な短縮と、導入後のアプリケーション開発コスト、運用コストの削減が見込めるとのこと。
なおCTCでは、以前より提供している、金融機関に特化したプライベートクラウド構築ソリューション「金融SOIT」の適用分野を拡張し、審査や顧客チャネル系ビジネス業務など、各種サービスのフロントエンド開発ツールとしてCordys BOPを提案する考え。また次のステップとしては、各サービスを連携させるITプラットフォームに位置づけて、製造業、通信事業者、クラウド事業者に向けても、Cordys BOPをベースとしたクラウドソリューションを展開していくとしている。売り上げとしては、関連するシステム開発を含め、今後3年間で20億円を目指している。