ソーシャルメディア、うまく使えてる? 電通が企業サイトの新しい診断サービス


 株式会社電通とトライベック・ストラテジー株式会社は7日、企業サイトの診断サービスで業務提携すると発表した。これまでトライベック・ストラテジーが提供してきた企業サイト診断サービスと、今回新たに両社で開発した診断サービスを基に、各種診断とその結果に基づくサイト改訂サービスを提供する。

 従来、企業サイトは企業情報の発信源として、いかに効率よく利用者に情報伝達できるかが最大のポイントだった。そのため、これまでは顧客の使いやすさを評価する「ユーザビリティ診断」や、顧客からの接続のしやすさを評価する「アクセシビリティ診断」といった手法で診断するのが主だった。しかし、ブログやSNSなどのソーシャルメディアの普及により、発信する情報量は増加し、また企業と利用者との双方向のコミュニケーションが行われるようになった。

 そこで今回、企業取り巻くメディア環境の変化に対応し、ソーシャルメディアなどと連動して利用者とコミュニケーションが図れているかという「コミュニケーション力診断」サービスを両社共同で開発、9月より提供する。

 同サービスでは、「経験軸(コンテンツの伝わりやすさ)」「PR軸(広告や広報活動との連携力)」「コミュニケーション軸(ソーシャルメディアなどを通じた利用者との連携力)」「結果軸(サイト内、関連サイトなどとの連携力)」の4つの評価軸で企業サイトを診断するという。

4つの評価軸

 従来の「ユーザビリティ診断」「アクセシビリティ診断」サービスを両社それぞれで販売し、新たな「コミュニケーション力診断」サービスは電通独自商品として販売。さらにその診断に基づいた、企業サイトのコンサルティングや改訂作業などの各種サービスを両社で提供していく。

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(川島 弘之)
2011/9/7 16:13