ぷらっとホーム、KVSアプライアンス「CloudStation dSS R2」を強化~性能強化などを図る
CloudStation dSS R2の2U・8ベイモデル |
ぷらっとホーム株式会社は6日、キーバリューストア(KVS)アプライアンスシリーズ「CloudStation dSS」を機能強化し、「CloudStation dSS R2」として提供開始すると発表した。
「CloudStation dSS」は、通常のスケールアウト型ストレージとして利用することも、KVSとしてもアクセス可能なアプライアンス製品。一意の文字列をアクセスキーとするため、フラットなファイル管理が可能で、1000万を超えるような膨大なファイル数のストレージプールであっても、シンプルかつ効率的に管理できるという。またSQLをKVSに置き換えれば、耐障害性の向上やスケールアウトが非常に容易になるとのこと。
加えて、FUSE(Filesystem in Userspace)クライアントにより、KVSの機能を保ったまま、通常のNASの方式と同じようにCloudStation dSSをマウントできる点も特徴で、普通のHDDのようにディレクトリ作成やファイル読み書きを行え、従来のアプリケーションも改修なしで動かすことが可能になっている。
今回提供が開始される「CloudStation dSS R2」では、今後のすべてのラインアップにおいて、キャッシュメモリを従来の2倍にするほか、以前はオプションだったSSDを標準搭載し、性能を向上させた。また、個別見積もりで提供していた保証延長サービスの価格をメニュー化し、より計画的な予算運用を可能にしている。
本体価格は、2U・8ベイモデルが初期構成(3ノード)で498万円から。購入時は、センドバック対応のハードウェア3年保証と、ソフトウェアサポート3年(平日9:30~18:00対応)をバンドルする。保証延長料金は、ノードあたり年額37万8000円からに設定された。
なおぷらっとホームでは、9月30日に東京・秋葉原の同社本社にて、「CloudStation dSS R2」を紹介する無料セミナーを実施する。