「Cisco Catalyst 6500」に2Tbpsの新エンジン、80Gbps/スロットを実現


 シスコシステムズ合同会社(以下、シスコ)は5日、主力ネットワークスイッチ「Catalyst 6500」シリーズを刷新。従来比3倍の性能と4倍の拡張性を実現したと発表した。

 今回の刷新では、ハードウェアプラットフォームによるIPv4/IPv6のシームレスな運用、ネットワーク仮想化のための新機能、レイヤ4~7まえを統合した包括的なサービスモジュール、アプリケーションパフォーマンスのモニタリングを実現するために全面改良されたNetFlowなど、多くの新機能を搭載。Cisco IOSソフトにも200以上の新技術が実装された。

 その中でも特徴となるのが、2Tbpsの性能を持つ「Supervisor Engine 2T」を導入した点。これにより、バックプレーン容量は720Gbpsから2Tbpsと3倍に向上している。また、次世代サービスモジュールにより、ネットワーク接続可能なデバイス数・ユーザー数も4倍となり、1台のCatalyst 6500で最大1万台のモバイルデバイスをサポートできるようになったという。

 なお、新たなラインカードとスーパーバイザーはいずれもCatalyst 6500Eシリーズの全シャーシと互換性があり、既存の同シリーズ基盤への影響を最低限に抑えられるとした。

 すでに提供済み。価格は、3倍の性能と4倍の拡張性を備えつつ、先行機種のSupervisor Engine 720よりも最大で20~30%安いとのこと。

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