JBCCと日本IBM、中堅企業に向けたシステム構築コンサル「IT生涯設計プランニングサービス」


 日本ビジネスコンピューター株式会社(以下、JBCC)は、中堅企業向けのシステム構築コンサルティングサービス「IT生涯設計プランニングサービス」を発表した。日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の支援を受け、同日より提供開始する。

 「IT生涯設計プランニングサービス」は、ビジネスプロセス管理(BPM)の考えに基づき、中堅企業の将来を見据えた、最適なシステム構築を立案するコンサルティングサービス。日本IBMの支援のもと、中堅企業向けの経営・業務改革の経験を積んだ、JBCCのコンサルタントのノウハウを活用しており、人材が限られる中でもスピード対応が求められる中堅企業において、環境変化に柔軟に対応するIT基盤の立案を支援するという。

 具体的には、顧客企業との1~3カ月の集中的なディスカッションを通じ、経営・業務・IT課題の分析やIT資産の棚卸しを実施。「変化に耐性のある将来のシステム像」、「あるべき業務改革・ITの提言」、「システム化の方針と実行計画」を立案し、個々の企業に適したシステム像と、実現への手順を作成する。

 また「IT生涯設計プランニングサービス」実施後は、日本IBMのBPM基盤ミドルウェア「IBM Business Process Manager」とJBCCのクラウドサービス、ERPなどを利用して、上流工程から開発、テスト、実行、監視に至るまでの、BPM/SOAライフサイクルを一貫してサポートすることで、永続的な業務改革とプロセス最適化を支援するとのこと。

 なおJBCCではこのサービスの提供にあたり、7月1日付けで、BPM/SOAの専門組織を社内に設立した。2011年に5件、2012年には20件のサービス提供を目指していくとしている。

 また日本IBMは、2011年12月末までに「IT生涯設計プランニングサービス」を契約した企業に対しては、専任のファシリテーターを派遣し、適用効果を迅速に診断するアセスメントを、無償で提供するとのことだ。

関連情報
(石井 一志)
2011/8/30 12:10