NTT Com、イーサネット仮想専用線サービス「グローバルバーチャルリンク」を提供


 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は26日、同社の国際IPバックボーン「グローバルIPネットワーク」上で、イーサネット仮想専用線サービス「グローバルバーチャルリンク」を同日より提供開始すると発表した。

 「グローバルバーチャルリンク」は、イーサネット型の仮想専用線サービス。高速国際専用線を手軽に利用してもらえるよう、NTT Comが運用する高品質なの「グローバルIPネットワーク」上に、仮想専用線を設置することで実現している。

 回線は、100Mbpsから10Gbpsまでのイーサネット品目をポイントトゥポイント型で提供。クラウド間のミラーリング、大容量ファイル伝送、バックアップ回線としての利用などが可能で、大容量なデータ通信をグローバルに扱うコンテンツ事業者、ISP事業者などの多様な用途に適しているという。

 料金メニューとしても、月間のトラフィック量に左右されない定額料金メニューと、大容量かつバースト性の高いトラフィックを安価に利用できる従量課金メニューを提供し、柔軟な利用に対応する。

 なおこのサービスは、すでに2006年より、NTT Comのアメリカ現地法人であるNTTアメリカが米国内で先行提供していたが、顧客の要望を受け、このたびサービス提供エリアを全世界に拡大している。具体的には、日本、米国、英国、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポーランド、香港、シンガポールでの提供を開始し、世界の主要都市へ提供地域を順次拡大していく予定とのこと。

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