LSIロジック、スーパーキャパシタによるキャッシュ保護機能を6Gbps対応RAIDカードに追加


MegaRAID SAS 9260CV-4i/8i

 LSIロジック株式会社は26日、自社のRAIDカードにキャッシュ保護機能を追加する「MegaRAID CacheVault」を発表した。6Gbps SAS/SATA対応の「MegaRAID SAS 9260CV-4i」「同 9260CV-8i」で利用できる。

 MegaRAID CacheVaultは、電源障害が発生した際に、RAIDカードのキャッシュ(DRAM)に保存されているデータを自動的にフラッシュメモリに書き出し、データの損失を回避する機能。電源が回復すれば、DRAMはフラッシュメモリからデータを読み出し、データを損失することなく作業フローを再開できるという。

 また、データの保持に必要な電力は、リチウムイオンバッテリではなく、スーパーキャパシタから供給する点も特徴で、同社では「管理や廃棄のための高いコスト、時間、そして手間を必要とする、リチウムバッテリによるバックアップ装置を必要としない」と、このメリットを訴えている。

 なお同日付けで、販売代理店のアスクが、MegaRAID CacheVaultを搭載した「MegaRAID SAS 9260CV-4i」「同 9260CV-8i」を、8月上旬から発売することもアナウンスされている。

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