日立ソリューションズ、大規模向け次世代ファイアウォール「PA-5000」を発売


PA-5000シリーズ

 株式会社日立ソリューションズは、米Palo Alto Networksの新製品「PA-5000シリーズ」、ならびに最新版OS「PAN-OS 4.0」を21日より発売した。

 PA-5000シリーズは、企業・キャリア・データセンターなどの大規模ネットワーク向け次世代ファイアウォール製品。アプリケーションと利用者を識別し、ユーザー単位で利用を制御するのを一貫した特徴としている。SSDを採用したのも特徴。

 ラインアップは「PA-5020/5050/5060」の3種類。PA-5020は、ファイアウォール(FW)スループット5Gbps、最大セッション数100万件、Gigabit Ethernet(GbE)×12基、SFP×8基を備え、価格は782万2500円。PA-5050は、FWスループット10Gbps、最大セッション数200万件、GbE×12、SFP×8、SFP+×4を備え、価格は1312万5000円。PA-5060は、FWスループット20Gbps、最大セッション数400万件、GbE×12基、SFP×8基、SFP+×4基を備え、価格は2362万5000円。

 日立ソリューションズは2008年9月からPAシリーズを販売しており、自治体・企業・官公庁を中心に導入を進めてきた。この経験を生かし、今回のPA-5000シリーズについて、高い信頼性が求められる日本市場やミッションクリティカルな大規模ネットワークに適応できるか、性能試験・負荷試験・品質評価を実施し、Palo Alto Networksと機能強化を行ってきた。ここで得られた知見を基にサポート体制も構築し、現地設営サービス、ポリシーコンサルテーション、セキュリティマネジメントサービスなども提供する方針。

 これらを含んで今後3年間に30億円の売上を目指す。

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