日本IBM、データセンター関連サービスを整理・拡充~コロケーションサービスを開始


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は22日、外部のデータセンター施設を紹介する「コロケーションサービス」を、同日より提供すると発表した。事業継続や節電などを目的として、IT機器の新しい設置場所を探している顧客企業を主な対象とする。

 今回の発表は、従来より提供している「サーバー&ストレージ・システム運用管理サービス」強化の一環。既存データセンターから距離が離れている北海道と四国、また東日本の顧客から需要の多い関西において、将来的なクラウド・コンピューティングの展開も見据え、データセンター拠点を増強するという。

 また同時に、「サーバー&ストレージ・システム運用管理サービス」の整理統合も実施し、従来は個別対応だった運用管理サービスの内容を、より分かりやすいように体系化した。例えば、顧客自身がIT機器の運用管理を行うレベルのものから、日本IBMが24時間365日体制でIT機器を運用管理するレベルまで、作業内容や対応時間などサービスレベルに応じて区分している。

 なお、このメニューには、Tivoli LiveによるSaaSを活用したシステム運用管理、IBM海外拠点からの遠隔運用管理、データバックアップ向けクラウド環境の活用なども含まれているとのことだ。

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(石井 一志)
2011/7/22 11:46