SCS、DR自動化ツール「RecoverTrac 2.0」による事業継続ソリューション


自動復旧の仕組み

 住商情報誌システム株式会社(SCS)は21日、ファルコンストア・ジャパン株式会社(ファルコンストア)のディザスタリカバリ(DR)自動化ツール「RecoverTrac 2.0」を用い、災害時の事業継続を実現するパッケージソリューションの提供を開始した。

 RecoverTracは、高速バックアップ製品「FalconStor Continuous Data Protector(CDP)」と仮想ストレージ製品「FaloconStor Network Storage Server(NSS)」の標準機能として提供されるDR自動化ツール。FalconStor CDPユーザーは、リカバリサイトへの高速オンラインバックアップ環境の構築に加え、災害時に同環境を利用したシステムの自動復旧が可能となる。

 SCSは、2010年10月にファルコンストアと販売代理店契約を締結し、FalconStor CDP/NSSを提供してきた。RecoverTrac 2.0が5月に発表されてからは動作検証と技術者育成に努め、今回サポート体制を構築できたとして、同技術のソリューション提供に踏み切った。

 提供するのは、「FalconStor CDPスタートパッケージ」として、「HP ProLiant DL380 G7」「Red Hat Enterprise Linux」「FalconStor CDPソフトライセンス(1TB)」を組み合わせたソリューション製品。まずはスモールスタートしたい顧客向けに、SCSが事前に動作検証した構成に基づき、498万円からの価格で提供する。

 また導入支援サービスとして、現状のヒアリングから効果の事前評価や、要件に適したDR環境の構成案を提示する「環境アセスメントサービス」と、システムの環境設計・構築・リカバリ実行のためのスクリプト記述などを行う「環境構築サービス」を提供する。

 顧客へのデモが可能な検証環境も「SCS 仮想化・クラウド検証センター」内に設置し、今後、セミナーなどを通じて顧客へ提案する方針。

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