日本HP、16Gbps FC対応のダイレクタ「HP SN8000B Director」


SN8000B 8-Slot SAN Director

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は4日、最新規格である16Gbps FC(ファイバチャネル)対応のダイレクタ(大型スイッチ)「HP SN8000B Director」を発表した。また同時に、48ポートと32ポートの16Gbps FCブレード、16Gbps FC SANにも対応可能なネットワーク管理ソフト「HP SAN Network Advisor」も発表された。いずれも、7月下旬の発売を予定している。

 SN8000B Directorは、16Gbps FC SANに対応したダイレクタ。従来の8Gbps FCと比べて帯域幅が2倍に拡張されているため、大量データを取り扱う、プライベートクラウド環境のネットワーク基盤での利用などに適しているという。また、スイッチ間を接続するICL
(Inter Chassis Link)にも対応。専用の銅線ケーブルではなく、最大50mまで接続可能な汎用FCケーブルで接続できるほか、ポート数の増加によって、従来の最大3台から最大6台へと、接続できるダイレクタ数を増加させている。

 ラインアップには、8スロットと搭載の「SN8000B 8-Slot SAN Director」と、4スロット搭載の「SN8000B 4-Slot SAN Director」を用意する。価格はそれぞれ、1890万円から、735万円から。

 またSN8000B Directorの発表にあわせ、16Gbps FC対応のブレードオプションとして、48ポートの「16G 48-port FC Blade」と、32ポートの「16G 32-port FC Blade」を提供。16Gbps FC SANに対応した統合ネットワーク管理ソフト「HP SAN Network Advisor」も用意される。価格はそれぞれ、1575万円、1155万円、787万5000円。

【7/11 訂正】
「16G 48-port FC Blade」「16G 32-port FC Blade」の両製品について、日本HPより価格の訂正がありましたので、初出時の記載より価格を変更いたしました。

関連情報
(石井 一志)
2011/7/4 16:48